X(Twitter)で頻繁に実施されている「被リンク企画」についての解説記事です。
執筆者の「まさはる」が実際の経験に基づいて内容を検討し執筆掲載しています。
ブログのPV(ページビュー)を増やすにはSEO(検索エンジン対策=Google対策)が必要です。
X(Twitter)やInstagramなどのSNSからの流入も注目されているところですが、SEOが重要なのはしばらく変わらないでしょう。
Googleがサイトを評価する上で重要視している要素はいくつもあります。
その中で、Googleが検索サービスをスタートした当初から今までずっと重視している要素が「被リンクの質と量」です。
自分のサイトから他人のサイトにリンクをするのは簡単ですが、その逆は大変です。
だからGoogleは、どのようなサイトからリンクされているか、どれだけの数のリンクがされているのかをサイトの評価要素として重要視しています。
そんな被リンクを手軽に集める方法として、X(Twitter)の「被リンク企画」が人気があります。
被リンク施策全体の話から被リンク企画まで、解説していきたいと思います。
被リンク施策とは
被リンク施策というのは、自分のサイトへのリンクを獲得する施策のことです。
リンクされることで、自分のサイトのドメインの価値(ドメインパワー)を上げることができます。
具体的な手法としては、
- 自然増
- 外部サービスなどからのリンク獲得
- リンク営業による獲得
- SEO業者の有料リンク
などがあります。
詳しくはこちらの記事で説明しているので、確認してみてください。
本記事では「リンク営業」の一種になる「被リンク企画」について解説します。
X(Twitter)の被リンク企画について
X(Twitter)の被リンク企画とは一体なに?
X(Twitter)の被リンク企画とはなにか、まずはChatGPTに聞いてみます。
X(Twitter)の被リンク企画とは?
"被リンク企画"とは、自分のブログに他の人のブログのリンクを貼って紹介する企画のことを指します。この企画に参加すると、以下のメリットがあります:
- 被リンクされたブログのドメインパワーが上がり、検索エンジンからの評価が上がる。これにより、そのブログが検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
- 紹介記事からのアクセスが期待できます。つまり、他の人があなたのブログを見つけやすくなります。
- X(Twitter)のフォロワーが増える可能性があります。これは、企画がTwitterで宣伝されるため、あなたのブログやX(Twitter)アカウントに注目が集まるからです。
大体あっています!
- ブログ・サイト運営者はSEOのための被リンクが欲しい
- ブログ・サイト運用者はX(Twitter)で情報交換をする文化がある
- お互いのブログ・サイトをリンクしあったらいいんじゃない?
ということから、自然発生的に生まれたX(Twitter)特有の文化です。
X(Twitter)の被リンク施策の進め方
X(Twitter)の被リンク企画というのはこのような流れで実施されます。
- ブログサイトを持っているユーザーが企画する
- X(Twitter)アカウントの「フォロー」や「いいね」「リポスト(リツート)」などを参加条件にすることが多い
- コメント欄にリンクしてほしいURLとそのほかのお題の返答(WPテーマの種類など)を書いたら参加完了
- 企画者のブログサイトにリンクが設定される
これは一例で、参加条件やお題が変わったりします。
実際にX(Twitter)の検索窓に「被リンク企画」と入力してみてください。
現在進行中の企画がヒットするかもしれません。
このように、被リンク企画は、
企画者
- X(Twitter)フォロワーを獲得できる
- X(Twitter)アカウントが注目される
企画参加者
- 被リンクを獲得できる
- 被リンクによってドメインランクの向上が見込める
- ブログサイトのアピールができる
というメリットがあり、WIN-WIN(ウィンウィン)の関係が成立します。
ただそれは、被リンク企画で得た被リンクに効果があればの話です。
有効な被リンクと無効な被リンク、有害な被リンク
有効な被リンクと無効な被リンクの違い
有効な被リンクとは何か、少し解説します。
例えば特定のトピックで、ほぼ同じ記事を、
- 政府のリリース
- ニュースサイトの記事
- 個人のブログ
でアップしたとします。
そうすると、検索結果は間違いなく「1>2>3」の順に表示されます。
仮に個人ブログの方が内容が良くても、おそらく変わらないです。
Googleがサイト(=ドメイン)を1>2>3の順で評価しているからです。
では、被リンクはどうか。
- 権威のあるサイトからのリンク
- 個人ブログからのリンク
どちらのリンクをGoogleが重要視するかといえば、答えは明らかですね。
有効な被リンクとは権威のあるサイトから、無効な被リンクは権威のないサイトからのリンクを指します。
補足すると、個人ブログは全て無効なリンクということではありません。
昨日・今日作ったようなブログからのリンクにはあまり意味がないということです。
あと、無効なだけでなく有害な被リンクも存在します。
有害な被リンクとはなにか
有害な被リンクとは何か教えてください。
有害な被リンク(ベッドバックリンク)とは、あなたのウェブサイトに向けられたリンクの中で、あなたのウェブサイトのSEO(検索エンジン最適化)に悪影響を及ぼす可能性のあるものを指します。
これらのリンクは以下のような特徴を持つことが多いです:
- スパムサイトからのリンク
スパムサイトや詐欺的なサイトからのリンクは、あなたのウェブサイトの評価を下げる可能性があります。これは検索エンジンが、あなたのウェブサイトがそのような不適切なサイトと関連していると判断する可能性があるためです。 - 無関係なコンテンツからのリンク
ウェブサイトの内容と全く関係がない他のウェブサイトからのリンクは、検索エンジンがあなたのサイトのトピックや専門性を正しく理解するのを難しくします。これは結果として、あなたのサイトのランキングを下げる可能性があります。 - 購入したリンク
リンクを購入することは、Googleなどの主要な検索エンジンによって厳しく禁止されています。購入したリンクが発見されると、ウェブサイトはペナルティを受ける可能性があります。
これらの有害な被リンクは、あなたのウェブサイトのSEOパフォーマンスを損なう可能性があるため、できるだけ避けるべきです。それらを特定し、必要に応じて削除または無視するためのプロセスは「リンク監査」または「リンククリーニング」と呼ばれます。
有害な被リンクというのは、リンクされているだけでGoogleからマイナス評価を受ける被リンクのことです。
- 故意にサイトの価値を貶めようとしているスパムリンク
- コピーコンテンツなどの低品質ページからリンクされているリンク
- 1ドメインから大量に張られているリンク
こういった被リンクには注意しましょう。
X(Twitter)の被リンク企画でこのような被リンクがされることは考えづらいですが、知識として押さえておきましょう。
X(Twitter)の被リンク企画のメリット・デメリット
ここまで被リンクのSEO効果について解説してきました。
なんとなく理解されたかもしれませんが、X(Twitter)の被リンク企画で得られるのは個人ブログからのリンクが中心になりますから、
- 無効な被リンク
- ちょっと有効な被リンク
ぐらいだということです。
企業サイトなどの権威のあるサイトからの被リンクと効果は比べものになりませんが、簡単に申し込みができる手軽さがあります。
X(Twitter)の被リンク企画参加のメリット
X(Twitter)の被リンク企画のメリットを教えてください
- リーチの拡大
他のユーザーがあなたのリンクを共有することにより、そのユーザーのフォロワーにもあなたのコンテンツが広がります。これにより、あなたのメッセージがより広範囲に届きます。 - 認知度の向上
ユーザーがあなたのリンクを共有すれば、あなたのブランドやプロフィールがさらに認知される可能性があります。特に影響力のあるユーザーがリンクを共有した場合、その効果は大きいです。 - ユーザーエンゲージメントの強化
ユーザーがあなたのリンクを共有する行為は、彼らがあなたのコンテンツに興味を持っている証拠です。これにより、ユーザーエンゲージメントが強化され、あなたとユーザーの間の信頼関係が深まる可能性があります。
X(Twitter)の被リンク企画参加のメリットとしては、
- ドメインパワーが上がることがある
- X(Twitter)上で完結するため手間がかからない
- 頻繁に実施されている
- ブロガー間の繋がりが生まれる
といったところが考えられます。
ブログサイトのSEO面のメリットで参加するものではありますが、X(Twitter)マーケティングの面も考慮して考えた方がいいいです。
X(Twitter)企画に参加することで、これまで絡みのなかったアカウントと繋がりが生まれることは、大きなメリットです。
X(Twitter)の被リンク企画参加のデメリット
X(Twitter)の被リンク企画のデメリットを教えてください
- 制御の難しさ
ユーザーがあなたのリンクをどのように共有し、どのようなコメントをつけるかを完全に制御することは難しいです。このため、リンク共有の文脈がブランドのメッセージと一致しない場合があります。 - 評判のリスク
ユーザーがあなたのリンクを共有する際に、ネガティブなコメントをつけるかもしれません。これにより、あなたのブランドの評判に悪影響を及ぼす可能性があります。 - 成果の不確実性
共有されたリンクがクリックされ、実際に成果につながるかどうかは不確定です。ユーザーがリンクを共有するだけで、それが必ずしもあなたの目指す結果(例えば、サイトの訪問、製品の購入など)につながるわけではありません。
X(Twitter)の被リンク企画のデメリットは、
- 優良な被リンクを受けられることはまれ
- 企画者をフォロー等しないといけない
- 有害な被リンクと判定される可能性もある
デメリットといいつつ、完全にマイナスになるものはありません。
X(Twitter)の被リンク企画のまとめ
X(Twitter)の被リンク企画については、やっても意味がない等の否定的な意見も多いです。
ただ、私の個人的な意見としては、
X(Twitter)の被リンク企画は、
- ローリスクローリターンな施策
- 企業サイトからリンクがもらえるようになるまではやった方がいい。
ということで、私はX(Twitter)の被リンク企画に割と肯定的な立場です。
企画に大きすぎる期待を持つべきではないですが、「塵も積もれば山となる」的に効果は積み上がるものです。
早速、X(Twitter)で「被リンク企画」を検索してみましょう。
おそらく私も参加しているはずです。