ChatGPTの有料サービス「ChatGPT PLUS」と最新言語モデル「GPT-4」の解説記事です。
執筆者の「まさはる」が実際の経験に基づいて内容を検討し執筆掲載しています。
私がChatGPTを初めて使った時のモデルはGPT-3.5でしたが、その時の率直な印象は、
- 意外とバカ?
- 突然遅くなる!
- すぐ固まるんだけど??
と、あまり好意的なものではありませんでした。
ポテンシャルはすごいと思いましたし、簡単なやり取りなら違和感はありませんでした。
ただ私は、ChatGPTにブログ記事を書かせたかったんですね。
その時の解説記事はこちら
AIに指示を繰り返していくうちに命令の一部がすっぽ抜けたり、処理の途中でフリーズしたり。
結構ストレスの溜まる挙動を繰り返していたんですよ。
それがChatGPT PLUS(チャットジーピーティープラス)に申し込んでGPT-4に切り替えただけであらびっくり。
超優秀でサクサク挙動なAIに生まれ変わったんですね。
おかげでChatGPTのマニュアルまで作ることができました。
ChtGPT PLUSをまだ申し込んでいない人は「大して変わらないんじゃない?」と思っているかもしれませんが、別物レベルで違います。
その辺りを詳しく解説したいと思いますので、よく読んで検討してくださいね。
ChatGPT PLUSの概要
ChatGPT PLUSと通常のChatGPT(無印)の違い
ChatGPT PLUSの利用料金
ChatGPT PLUSとChatGPT(無印)の違いは、なんといっても有料・無料の違いでしょう。
ChatGPT PLUSの料金は20ドル/月です。
無料で使えるChatGPT(無印)で対話型AIというものを体感してもらって、より高性能なChatGPT PLUSを勧める。
私もまんまと乗ってしまったクチなんですが、なんの不満もありません。
なんといっても、GTP-4はGTP-3.5とは比べ物にならないぐらい自然な文章を出力する能力を持っています。
GTP-3.5とGTP-4の能力の違い
GTP-3.5もそれまでの対話型AIツールと比べれば実用レベルで優秀だったのですが、なんとなく感じる違和感がありました。
GTP-4は素人目にもわかるぐらい進化しています。
試しに、GTP-3.5とGTP-4に簡単な質問を送ってみました。違いを感じて見てください。
ChatGPTについて500字以内で解説しなさい
ChatGPTは、OpenAIによって開発された自然言語処理の大規模な言語モデルです。GPTは、「Generative Pre-trained Transformer」の略称であり、Transformersと呼ばれる機械学習アルゴリズムを使用しています。
ChatGPTは、巨大なテキストコーパスを学習しており、その結果、言語モデルとしての能力が向上しています。ChatGPTは、会話文、文章生成、言語翻訳など、多様なタスクに利用することができます。
ChatGPTは、他の自然言語処理のモデルと比較して、非常に高い精度を発揮することが報告されています。ChatGPTの最も大きな利点の1つは、事前学習が済んでいるため、他のタスクに適用する際に、少量のデータセットで学習が可能であることです。
ChatGPTは、チャットボットやオートコレクト、文章生成など、多様なアプリケーションに活用されています。また、研究者たちがChatGPTを使用して、自然言語処理の分野に関する新しい知見を得ることができるようになっています。
ChatGPTは、OpenAIによって開発されたGPT-3.5というアーキテクチャを採用しており、より高度な自然言語処理を可能にしています。OpenAIは、ChatGPTをオープンソースで公開しており、多くの開発者たちがChatGPTを自由に利用することができます。
ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な人工知能言語モデルで、GPT-4アーキテクチャに基づいています。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、自然言語処理(NLP)タスクにおいて高い性能を発揮します。GPT-4は、過去のGPT-3よりもさらに進化したモデルで、より高速で正確な文章生成能力を持っています。
ChatGPTは、インターネット上のテキストデータを元に訓練されており、知識のカットオフは2021年9月です。そのため、それ以降の情報については知らないことがあります。このモデルは、質問応答、文章生成、要約、概念の説明など、多様なタスクをこなすことができます。
GPT-4アーキテクチャは、大量のパラメータとTransformerベースの構造を持っており、自然言語の理解と生成の能力が向上しています。これにより、より自然で人間らしい会話が可能になっています。ただし、モデルは完全ではなく、時には不正確な情報や奇妙な回答を生成することがあります。
ChatGPTは、商用や個人用途でのチャットボットや仮想アシスタントとして広く利用されています。教育、ビジネス、エンターテイメントなど、さまざまな分野で活用されており、その応用範囲は今後も広がり続けるでしょう。ただし、倫理的な問題やバイアスに関する懸念もあるため、利用には注意が必要です。
わかりましたか?
GTP-3.5の方には回りくどい表現や言い回しがところどころにありますよね。
赤い網掛のところです。
ChatGPT PLUSと無印の処理スピードの違い
ChatGPT PLUSと無印のChatGPTで同じGPT-3.5を使った場合、表示スピードはPLUSの方が段違いに早いです。
また、処理が途中で止まってしまうという不具合がほとんどありません。
これは、サーバーのリソースや帯域幅が無料版よりも優先的に割り当てられるからです。
ビジネスで使うのに、処理がいちいち止まってしまうのでは困りますから、正直無印が今のままのレスポンスなら私はPLUSを使い続けることになると思います。
ChatGPTの新しい技術を優先的に試せる
GPT-4を利用可能にしているように、今後リリースされる新バージョンや追加機能はChatGPT PLUSに優先的に実装されます。
実際に、プラグイン機能やWebブラウズ機能などは、ChatGPT PLUSのみに導入されました。
AIの世界はとても動きが速いので、GPT4.5かGPT5かはわかりませんが、早々にリリースされると思います。
そんな最新版をいち早く使うことができます。
GPT-4とGPT-3.5の違い
ChatGPT-4は3.5と比べて文章が自然
GPT-4はより大規模な言語モデルであり、GPT-3.5よりも高度な能力を持っています。
わかりやすく言えば、GPT-3.5の受け答えには特有の違和感を感じることが多かったのですが、GPT-4にはその違和感がほとんどありません。
些細なことだと思われるかもしれませんが、実はかなり大きなことです。
不自然な文章で構成されている記事に説得力なんて生まれませんから、リライトが必要になります。
自然な文章にするためのリライトは、バランスを見ながらの作業になるので、意外と作業時間がかかるのです。
GPT-4の回答は、そういった違和感をほとんど感じないレベルです。
ChatGPT-4は3.5と比べて一貫性が維持される
GPT-4は、以前の応答との一貫性を維持しながら質問に対して適切な回答を生成する能力が向上しています。
前回の応答で言及されたトピックやキーワードに基づいて新しい回答を生成することができます。
こちらも比較になりますが、GPT-3.5だと指示を繰り返しているうちに頻繁に不具合が出ました。
例えば、1,2,3,4という順の箇条書きを出力しておいて、次に5が来るべきところ1に戻ってしまったり、同じ解答を何度もループしたり。
こちらのケアがなければ、文章が破綻してしまう危うさがGPT-3.5には常にあったのです。
GPT-4にGPT-3.5のような不具合が全くないとは言いませんが、発生する頻度は圧倒的に少ないです。
これらの違いにより、GPT-4はGPT-3.5よりも高度な作業をこなすことができますし、より質の高い応答が期待できるのです。
ChatGPT PLUSのメリット・デメリット
メリット
GPTの最新モデルが使える
ChatGPT PLUSではChatGTPの最先端のモデルが常に使えます。
AI技術はまさに日進月歩。進化の途中ですから、基本的に最新版が一番優秀です。
優秀な最新版が無料アカウントに降りてくるのを待つことなくすぐに使えるというのは、大方の想像以上にありがたいことです。
レスポンスが高い
ChatGPT PLUSのユーザーはChatGPTのサーバーを優先的に割り当てられます。
そのため、サーバーが混んでいる時間帯でも快適に利用することができます。
AIライティングは途中で処理が止まるとリカバリーが難しいことがあります。
本格的にAIライティングを行うなら、挙動に不安のある無料アカウントではなくChatGPT PLUSを使った方が、コスパの面でもストレスの面でもおすすめです。
デメリット
デメリットはただ一つ。有料だということだけです。
私の中で「20ドル/月」というコストは、ブログ記事を1本ライティングするのに使えばペイできるという感覚です。
ただ、使おうと思えばかろうじて使える無料版があるのに、有料版を使うことに抵抗がある人はいるのも確かです。
百聞は一見にしかずということで、ChatGPT PLUSに興味があるなら「1ヶ月だけ」でも使ってみればいいと思いますよ。
ChatGPT PLUSをおすすめする人・しない人
ChatGPT PLUSをおすすめする人
ChatGPT PLUSは、
- アフィリエイトブロガー全般
- WEBライター全般
は入った方がいいです。
文章をたくさん書く人にとって、ライティングのサポートとしてかなり便利です。
記事作成の作業効率が、感覚値で2〜3倍になりますし、その上精度が高い最新モデルを使えるとなれば、使わない理由はないです。
こういった有料のツールをすすめすると「稼げるようになってから買います」と言う方が必ずいます。
ツールも教材も「稼ぐために買う」ものですから、お試しのつもりでさっさはじめてみましょう。
ChatGPT PLUSをおすすめしない人
- 文章を書くことがあまりない人
ChatGTPというのはどんなものかな?と試してみるぐらいのことなら、無料版で十分です。
ChatGPT PLUSの導入手順
ChatGPT PLUSの申し込みはChatGPTのサービス画面からできます。
▲左側メニューにある「Upgrade to Plus」をクリックします。
▲フリープランとChatGPT PLUSが表示されるので「Upgrade plan」を クリックします。
▲決済画面が表示されます。
- クレジットカード情報
- 請求先の住所
- 電話番号
- ワンクリック購入のチェック
ここまで入力したら、最後に
「利用規約とプライバシーポリシーに同意する」
にチェックを入れて「申し込む」ボタンをクリックしたら、ChatGPT PLUSの申し込み手続きです。
ChatGPT PLUS・GPT-4に関するよくある質問
あっけないぐらいすぐに解約できます。余計なお世話ですが、もう少し引き止めた方がいいのではないかと思うぐらいです。
<解約の仕方>
▲左のメニューの「My plan」をクリック
▲「Manage my subscription」をクリック
▲「プランをキャンセル」をクリック
これで解約できます。
ChatGPT PLUS の反応は無料版と比較して段違いにスムーズですから安心してください。
ChatGPT PLUS・GPT-4に関するまとめ
ここまで、ChatGPT PLUSとGPT-4について解説してきました。
冒頭からお伝えしていますが、ChatGPTをビジネスに使うなら、PLUSは躊躇せずに申し込むべきレベルのサービスです。
ChatGPTに「何をさせるか」について頭を使うべきで、動作をスムーズにするとかストレスなく使うにはどうするかといった、それ以前のことに頭を使うのはもったいないです。
どうせChatGPTを使うなら、使いこなしてやりましょう。
教材・ツール類についての不明点などがあれば、遠慮なくお問い合わせください。